更新日:2026/01/26
以下内容は新しい情報が入り次第、更新します。
【アフリカンクララ】とは

アフリカナイル水域に生息する大型のヒレナマズ。
1981年に中国に食用として輸入されたものが、
大雨などの影響で、一般河川や池などの水域に流出。
環境適応能力が高く、肺呼吸の為、
酸素濃度の少ない汚染された水域にも生息する。
香港では新界地区の河川で、その姿を確認する事ができる。

学名 Clarias gariepinus
日本では
アフリカンクララ
アフリカンキャットフッシュ
アフリカンクラリアス
などの呼び名がある。
中国では
埃及胡子鲶【āi jí hú zǐ nián 】
埃及塘虱【āi jí táng shī 】
などと呼ばれる。
*【】内の文字は中国語の発音記号。
PCの環境によって正しく表示されないケースがあります。
釣りの対象魚として

本ブログ内ではルアーフィッシングで狙う事を前提に書いているが、
餌釣りなどでも当然釣れる。
ポイントや状況にも左右されるが、数多くある釣りの中でも、
非常に高い可能性で、メーターオーバーが捕獲できる。
シーズンは3月~11月。
しかし、オフシーズンでも晴天で、北からの風が吹かなければ
釣りを楽しむ事ができる。
注意点は日本に生息するマナマズと違い、
ルアーへの関心度は低い。
日本のナマズ攻略がそのまま当てはまらない。
また、一部文献では夜行性ともあるが、
夜になったからと言って、釣れ始めると言う訳ではない。
昼間でも活発に動く固体は多い。
コレまでの経験からでも、日中との差を感じられていない。
香港へ

ここ近年の怪魚釣り&海外釣りブームの影響か
日本からアフリカンクララ狙いで、
香港に来るアンングラーが増えている。
リピーター率も高い。
コロナ騒動以降後、ちょくちょくガイドの依頼が来ているが、
ボク個人の事情でお断りさせてもらうケースが多くなってる。
なので、この場で個人でも十分狙える程度に敷居を下げよう。
航空券
日本から香港までのフライトは相当な直通便がある。
東京、大阪、名古屋、福岡などの都市だと毎日何便も飛んでる。
フライト時間は3-4時間。
LCCなら機内預けの荷物がなきゃ片道1万円台もザラだ。
ただし、日本、中国の連休に重なると高くなっちゃう。
特に1月末から2月中旬頃は
中国の旧正月と重なるので、クソ高い。
まぁ、この時期はクララのシーズンじゃないから。
ホテル
ポイントのアクセスを考えると
香港の新界地区と言われる所にホテルを予約するのが良いが、
この付近はホテルが極端に少ない。
安宿が存在するが、日本の代理店が薦めるレベルじゃないのだろう。
なので、ホテルは九龍エリアが良いと思う。
ジョーダン駅付近にはタックルベリーがあり、日本語が通じる。
繁華街も近いので、観光も楽しめるネ。
アイテム準備

釣り具を含む必要最低限の荷物をまとめてみた。
参考程度にして欲しい。
ロッド
パックロッドがお勧め。
小さめのキャリーケースに収まれば尚良し。
最低でも2pcsロッドだね。
ワンピースロッドだと電車の乗車を拒否される事がある。
タクシーですら嫌がるから。
パワー帯はMクラスで十分。
もちろん強いロッドでガチンコ勝負しても良いが、
ルアーの操作性の犠牲、フックの変形のリスクを考えると
メリットは少ないと思う。
長さは6-7ft位。8ftだとちょっと持て余すかも。
ここではトップでの攻略を推奨してるので、
その場合だとファーストテーパーが扱いやすい。

リール
スピニングなら2000-3000番でオッケイ。
ベイトならブラックバス用で十分。
欲を言えば、ハイギアだと回収が楽。
ラインキャパは15lbのラインを50m以上巻けるモノ。
ライン
15~20lb位で良い。
ナイロンかPEだね。
PEならリーダーをつけた方が、糸絡みをある程度防げる。
長さは30cmもあれば十分だ。
フック
ボクは標準軸のフックを使ってる。
もちろん太軸の方が良いと思うが、
クララは太軸でも簡単に曲げちゃう。
予備を用意しておこう。

フックに関して補足。
ルアーを機内持ち込みする際はフックを外し、
ルアーとフックを分けておいた方が良い。
凶器として扱われるとルアーごと没収の可能性がある。
ルアー
ボクはペンシルベイトしか使わない。
とは言え、色々試してみたいだろう。
ぶっちゃけ様々なルアーで釣れる。
過去のゲストの釣果など交えて紹介する。



どれもトップでの釣果。
ペンシルを使わないなら、ノイジーでもオッケイ。
ただし、ルアーを破壊されるリスクが高い。
クララの瞬間的なパワーを侮るな。

アフリカンクララの攻略当初は当然ノイジーから始まった。
日本のナマズ釣りでは定番だしね。
だけど、こんな風に一撃でカップを曲げられちゃうんだよ。

フロッグはロコアングラーの香港人がメインで使用している。
これは雑誌にフロッグを使った釣果が載った事から。
フッキングの難しいフロッグはどうかと思うが、
シチュエーションによっては最適と思う。
雨上がりなどで、大量に水面にゴミが漂ってたり、
潮の影響を受ける女囚川の満潮時などだ。
女囚川の満潮時は水が岸際の雑草まで到達する。
その雑草を草魚みたくクララがハグハグしてるんだよね。
こんな時はフロッグ1択だよ。
他のルアーに比べ、フロッグは音が柔らかい。
着水音しかり、フックが絡む音しかり。
ハードルアーより向いてる可能性は大いにあると思う。


シンキングルアー等で水面下を攻めても釣れる。
特に底ズル引きとリフト&フォールが有効だ。
ただ、あのポイントで底を取るには
強い特攻精神か、溢れる財力が欠かせない。
その他釣り具
フィッシンググリップ
掴んだ瞬間に暴れるので、アゴ割を防ぐ為にも回転式が望ましい。
回転式でなければ、太い紐の輪を作って手首を通せる様にしておこう。
掴んだ瞬間に手を離せば、アゴ割を防げる。
プライヤー類
1本で針外し、フック交換、ラインカットができれば楽だ。
煩わしくなければ各々の専用アイテムを用意した方が当然良い。
衣類
どの季節であろうが、ボクは薄手の長袖、長ズボンを着用してる。
4月から11月まで半袖オッケイの温暖な香港だが、
虫除け対策として、できるだけ露出を控えて欲しい。
アーム&レッグウォーマーの装備も良いよ。
あと、薄いスェットやジャージなどがあっても良いかも。
これは釣り場で着るのではなく、ホテルで着る為。
香港の施設内はエアコンがガンガン効いている。
ホテルで寒いから、体を折りたたんで寝るハメになるかも。
靴は歩いても疲れないスニーカーが良いと思う。
気軽なサンダルでも良いけど、靴下は絶対に履け。
ヒアリのいるポイントもある。
刺された時の痛みもキクが、
その後、1週間近くかゆみが続く。(個人差あり)

雨具も有った方が良いね。
どのポイントでも避難場所がある訳じゃない。
土砂降りが来たら、あっという間にずぶ濡れになる。
100円ショップとかの簡易カッパでも欲しいな。

虫よけスプレー
これは現地で買うと良い。
薬事法が違うので、効果も違う。
日本のモノより効き目アリかと。

小さめのモノならポケットに入るし、
現地で使い切るつもりで噴射しまくれ。
その他小道具
パスポートのコピー
(最悪携帯で顔写真のあるページを写しておけ)
フェイスタオル
ポケットティッシュ
日焼け止め
おっと、タバコを吸う人は気をつけて。
持ち込みは19本までなんだよ。
で、現地で買うと日本より高いよ。
アフリカンクララ攻略
クララは大きい魚だし、ルアーで釣れる、その数も多い。
ブログやSNSでバカバカ釣ってるので、難易度は低そうだが、
限られた条件を満たさないと、まったく釣果に恵まれない。
ナマズっぽいので、日本のナマズ釣りを連想するだろうが、
まったく違う魚だ。
なので、クララ狙いで香港に来られる方は良く読んで欲しい。
この度はコチラの勝手で、
河川でのトップウォーターゲームに絞らせてもらう。
もちろん、餌でも釣れるし、色んなタイプのルアーで釣れる。
だけど、トップウォーターゲームが一番安定していると思ってるし、
クララゲームの大道だろう。
その理由を含めた攻略を解説しよう。
ポイント探索
ボクのブログには川の名前が明記されてるが、全部ウソだ。
女囚川、麻婆川、博愛川なんて存在しない。
なので、検索なんてしても無駄。
現在、ボクがあまりガイドできないので、
でっかいヒントを教えちゃおう。
国境際の河川ならほぼアフリカンクララがいる。
電車の駅から歩いて10~20分圏内だよ。
河川に着いたら、よく川を眺めて欲しい。
クララは肺呼吸なので、水面にあがってくる。
5分眺めて確認できないなら、その場所は捨てよう。
メジャーポイントの女囚川は近くに路線があり、
電車が往来する。電車が通過した後は
特に多くのクララが反応し、水面に顔をだすから。

メージャーポイントの女囚川についてだが、
初挑戦で結果を出すのはなかなか難しい。
実はボク自身は運良く初挑戦で釣れたが、
その後は1ヶ月以上釣果に恵まれなかった。
それは何故か?
釣れる時、釣れる場所で、相応しい釣りじゃないからサ。
女囚川のポイントは広範囲じゃないが、毎時間ごとに最善のポイントが違う。
それは潮の影響を受ける為。
釣れるタイミング
ズバリ、干潮を狙え。
その理由は満潮と比べクララの密度が3倍以上に上がるからだ。
女囚川は特殊なゴム製の水門が下流にあり、
水は履けるが、肝心のクララが取り残される形になる。
しかも平均水深が50㎝位なので、
トップと底にいるクララとの距離も縮まる。

干潮時にはもっと水が減り、
ポイントとしてここに来る必要がなくなる。
使用ルアー
ボク自身が王道と思ってる
トップウォータープラグを使っての攻略を紹介。
トップを使用する上で、攻略に絡む理由は2つ。
・クララをスレさせない。
・目で時合を知ることができる。
トップで出ない時に水面下を誘と釣れる時がある。
だが、これは諸刃の剣だ。
女囚川の魚影は濃い。
水面下を引けば、高確率でルアーなりラインが魚に触れるだろう。
これで場が荒れる。
ハッキリとした理由は見つからないのだが、
トップの無反応にじれて、水面下を攻め出した日は時合いがやってこない。
これは過去の経験で照らし合わせると、当てはまってる。
じれて水面下を攻めた全ての釣行でだ。
水面下を攻めるのは賭けだと思う。
釣れる可能性も大いにアルからだ。
だけど、長い目で見ると成功率を下げている。
水面下でしか釣れない時間と
トップに出始める時間帯は紙一重。
場を荒らすリスクを犯さず、
トップで釣れる時まで待ったほうが良いと判断してる。

時合
朝マズメ、夕マズメがハマるのは3‐11月と暑い時期。
最高に寒い1‐2月なんかは
天気が良く、日差しが強い日中の方が良かったるする。
風の緩い夕方は急に虫が発生する。
日本のブユと同じだと思う。
刺されると痒くなるヤツだ。
コレが出始めたら時合が始まる事が多い。
虫刺され防止を塗ってると、気が付かないんだけどね。
クララは餌で狙っても、時合いが来なければ釣れない。
スイッチを入れることのできない餌の方が案外不利かも知れない。
超高活性の時はバズベイトでも良い。
本来、アクションが必要なペンシルのタダ巻きでも出る。
でも、そんなタイミングはマレで、
クララはルアーを積極的に追う魚じゃない。
経験上だが、ルアーがクララから1m位離れたら、ルアーへの関心を失う。
そして、ルアーを認識してから反応までの時間も長めだ。
となると、点で攻めれるルアーや
移動距離が短いモノが必要となる。
フローティングペンシル
既に攻撃態勢に入っている固体には
シェイク、ポーズはかなり有効だが、
ニュートラルな固体にそれではスイッチが入らない。
でも、確実ではないが、スイッチを入れる方法はある。
そのひとつがペンシルによるドックウォークだ。

使用に向いたペンシルなんだが、
自分が一番ドッグウォークし易いモノがベスト。
クララ狙いのペンシルでオールマイティなるモノは無い。
個人的な感想を付け加えるなら、
ラトル音が激しくないペンシルが良い。
香港でクララを狙うなら、足場と水面の高低差、流れなどの障害をもろともしない
綺麗なテーブルターンを描けるまで、鍛錬してから乗り込んで欲しい。
技術不足だと反応は得れるが、最終的に口を使ってくれない。

じゃあ、ペンシルで攻めようか。
まずはクララの多いエリアをドンドン流していく事。
1ヶ所で粘らない。
ルアーに反応しない固体に執着するよりは
既にスイッチの入っている固体を探した方が効率が良い。
そして、流の弱いポイントを狙っていこう。
河川なので常に流があるが、エリアで強弱が違う。
流が弱いとルアーの移動を抑えられるので、
じっくりとアピールできる。
攻めの方向も少々触れよう。
基本は真正面にキャストすれば良い。
更に良いのが、流れの上流に向かってのキャスト。
潮が引いてる時は当然上流から下流に向けて水は流れる。
下流からルアーの存在を知らせるのでなく、
上流から知らせた方が反応が良い。
ちなみにこの時クララの頭は基本下流を向いてるので、
尻尾からのアプローチになる。
上流からのアプローチだと当然ルアーの速度が速くなる。
ノイジーなどの水の抵抗を受けて
アクションするルアーではアピール不足となり、
おのずとルアーの移動速度もあがるので、
クララのアタック範囲に長くルアーを留めることができない。
だからこそ、綺麗なテーブルターンが必要となるんだよ。
ルアーへの反応
ポイントに十分な数のクララがいれば、
ルアーにリアクションしてくるだろう。
クララのルアーへのリアクションは主に3つ。
1、捕食音を出して襲い掛かる。
2、渦を巻くようにルアーにアタック。
3、慌てて逃げる。
1は判り易い。
2と3はチョッと似てるが見分けはつく。
慌てて逃げる時の動きは速い。
その場から4‐5m位離れる。
逃げる個体が多い時は時合いまで時間がある。
休憩してても良いよ。
良い反応が来たら同じラインを攻める。
それはヤル気のある固体を見つけた証。
結構な確率で2度目のチャンスがくるよ。
ファイト
ヒットしても強いフッキングは要らないと思う。
ヒットした瞬間、適度なテンションを保っていれば掛かちゃったりする。
重みと激しいヘッドシェイクで、勝手にフッキングしちゃうんだよ。
クララとのファイトは相手に合わせる事。
ロッドを立ててテンションを張っていれば
自然と岸際に寄ってくる。

キャッチも難しい。
なぜならクララは肺呼吸なので、空気を吸わせても弱らないからだ。
口は閉じ気味だし、足元まで寄せても首を振ってるし。
なかなかフィッシンググリップを入れられないと思う。
自分からクララの口を追わずに、
首の振り子のリズムで待ち構えた方が良いかな。

その他ターゲット
香港の河川ではクララ以外も釣れるから、
ついでに色んな魚を狙ってみよう。







その他テアピアやカワイワシも多くいるし、
報告ではアリゲーターガー、コロソマ、シルバーアロワナなども。
最後に
ボクは小さい頃、水曜スペシャルなどで、
アマゾンの巨大魚を見てワクワクした。
行って見たいと思った。
でも、その夢はもうない。
香港の友人、リーダーに女囚川を案内され、
初めて見たクララは大きくて、魅力的だった。

夢中でクララを追いかけた。
それはアマゾンと違う夢の中だった。
ボクの夢は此処にあったんだ。
クララを釣りに来る方達の多くはサラリーマンで、
時間や経済的に制限もあるだろう。
人それぞれ趣味と生活のバランスは違う。
気軽に怪魚を楽しむ為に、香港のクララ釣りは存在してる。
現実は本格的な怪魚釣りの代品にも及ばないかも知れない。
だけど、それは向き合い方の問題で、
情勢や市場にとらわれない
熱い気持ちがあれば、きっと夢中になれると思う。
だからこそ、いざ、女囚川へ。
